「私たちの声届いていないのか」追いつめられる建設業者

さらに厳しい状況に置かれているのが、小規模の建設業者だ。

5月21日、池田社長のもとを訪れたのは、かつての仕事仲間、鈴木啓泰さん。いまは職人2人を抱える塗装会社を営む。

塗料不足の影響が広がる中、池田社長に仕事を求めた。

TOSyOKU 鈴木啓泰 社長
「塗料入ってこないからね。塗装屋としては致命的だよね」

池田塗装 池田佳貴 社長
「せっかくコロナが明けてやっとという時に、こういうことになってしまって」

TOSyOKU 鈴木啓泰 社長
「ぜひ池田さんのところの仕事を、またお願いできたらなと思って」

鈴木さんの会社でも、2つの現場が足場を組んだままの状態で止まっているという。

TOSyOKU 鈴木啓泰 社長
「すごく苦しいです今。現場が終わらないと我々は集金できないので。2~3か月超えると本当にやばい。もう大変なことになるなと思って」

塗装業は雪解けから暑い夏が来るまでが最盛期だ。この時期に向けて仕事を多く受注していたという。

塗料が入らないか、卸業者に問い合わせてみると…

TOSyOKU 鈴木啓泰 社長
「サビ止めの入りとかってどうですかね?まだ変わりないですか?やっぱり変わりはないんだ。なるほど、4月の上旬に頼んだものが、いま入ってきているような状況…」

TOSyOKU 鈴木啓泰 社長
「あったものがどんどん目減りしていって、底をつきそうな感じなので。最悪のシナリオは倒産。毎日ドキドキしながら生活、仕事をしている状況」

危機的な状況に鈴木さんは、政府に対して実態にあった支援を求めている。

TOSyOKU 鈴木啓泰 社長
「2か月間に少しでも良くなっていればいいが、完全に悪化している状態なので、私たちの声は全く届いていないんじゃないか。コロナの時のようなゼロ金利の融資であるとか、給付金とか、そういったところはちょっと考えていただきたいなと思います」