(ブルームバーグ):石油化学工業協会は21日、ナフサの代替調達が進むことで5月には中東以外から輸入する量が3倍に増える見込みだと明らかにした。中東産はほぼゼロになるものの、他地域産で穴埋めできる見通しだ。
志村勝也専務理事は記者会見で、中東以外からの輸入量について、イラン戦争以前は概ね月45万キロリットル程度だったが、4月には90万キロリットル、5月には135万キロリットルまで増える見通しだと明らかにした。中東からの輸入量は月90万キロリットル程度で、ホルムズ海峡の閉鎖によって輸入が途絶えた分を補える計算になるという。
志村氏によると、特に米国からの輸入が増えているほか、南米や北アフリカからも調達している。
石化協が同日公表したコメントによると、4月の国内出荷について、ポリエチレンやポリプロピレンなどの主要石油化学製品は全体として供給を維持できている。また、国内需要の3カ月以上の在庫水準が維持されているとした。
ナフサ供給は建設や小売、自動車など幅広い産業で不足への懸念が高まっている。政府は年を越えてもナフサ由来の化学品を確保できるとの見通しを示している。
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