米宇宙開発企業スペースXが20日に提出した新規株式公開(IPO)関連資料によれば、同社が一定の時価総額および事業上の目標を達成した場合、イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は自社株13億株以上を受け取る可能性がある。

「S-1」と呼ばれる届け出に基づくとこの株式報酬は2つの付与枠で構成されており、ブルームバーグ・ビリオネア指数の試算によると、それぞれの時価総額目標の上限に到達した場合、これら株式の価値は合計で約7600億ドル(約121兆円)に達する。

もっとも、最大額を受け取るには、SFの世界でしか現実味がないような目標を達成する必要がある。そこには、少なくとも100万人が居住する恒久的なコロニーを火星に建設することも含まれる。

マスク氏(54)がCEOを務める電気自動車(EV)メーカー、米テスラでも同じ仕組みの報酬制度が導入されており、同氏は現在、自身の企業群が目標を達成した場合、総額約1兆8000億ドル相当の株式報酬を受け取る可能性がある。

個別に見ても、それぞれ権利確定条件が満たされれば、史上最高額の報酬プランとなる。

ジョージタウン大学マクドノー経営大学院のジェイソン・シュローエツァー准教授(会計学)はこれらの報酬について、「明らかに前例がなく、理解するのも難しい規模だ」と述べた。

マスク氏とスペースXは、コメント要請に応じなかった。

原題:Musk Could Earn $760 Billion From His SpaceX Pay Packages (1)(抜粋)

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