「エリア別価格指数」の算出
同指数は、東京23区を、居住世帯等の特徴が異なる4つのエリア(都心7・南西部8・北部9・東部10)に分類したサブインデックスである。
2025年の価格指数(2005年=100)は、都心が「360.4」(前年比+16%)、南西部が「247.4」(同+13%)、東部が「244.0」(同+10%)、北部が「239.9」(同+15%)となり、都心が最大の上昇率を記録した。

リクルート「2025年首都圏新築マンション契約者動向調査」(以下、「リクルート調査」)によれば、「住まいの購入理由」として、2003年以降で初めて、「資産を持ちたい、資産として有利だと思ったから(37%)」との回答が最も多い結果となった。
また、国土交通省の調査によれば、新築マンション売買に占める短期売買(購入後1年以内の売買)の割合は、東京23区全体で9.3%となった。区別にみると、新宿区で19.6%、渋谷区で14.6%、中央区で12.7%に達しており、都心部で高い傾向にある。
新築マンション購入時に資産性を重視する傾向が強まっており、都心のマンション価格を押し上げた要因の1つであると考えられる。
また、都心のマンションに対する外国人の購入意欲も引き続き高い。
日本不動産研究所「国際不動産価格賃料指数」(2025年10月時点)によれば、東京(港区元麻布)のハイエンドクラスのマンション価格を「100.0」とした場合、香港は「253.2」(前年258.7)、ロンドンは「212.6」(前年206.3)、ニューヨークは「153.8」(前年140.8)、シンガポールは「141.0」(前年138.6)となっている。
東京の住宅価格は、世界の主要都市と比べると、円安の影響などもあり相対的に低い水準にあることが、旺盛な購入意欲を支える要因の1つであると考えられる。
