(ブルームバーグ):7日朝の外国為替市場で円は対ドルで156円台前半で推移。当局の為替介入後、連休中に155円台前半まで円高が進んだものの持ち直し、もみ合っている。債券は上昇する見通し。
中東情勢を巡っては、戦争終結に向けた米国の提案をイランが検討していると伝わり、過度なリスク回避の動きは後退している。ホルムズ海峡の再開期待から原油価格は大幅安。ただ、イラン側は提案に否定的な見解も示しているため、不透明感は残る。
三井住友信託銀行ニューヨークグローバルマーケッツ部の山本威調査役は、介入後もドル・円はあまり下がらなかった印象だと話した。介入余地の限界や連休明けのドル買い需要、輸入企業の押し目買いを背景に円安圧力が続き、158円を目指す可能性もあるとの見方を示した。
野村証券の後藤祐二朗チーフ為替ストラテジストは7日付のリポートで、国際通貨基金(IMF)の通貨制度の分類基準では「自由変動相場制」の維持に介入回数の制約があり、介入の持続性に市場の関心が集まる可能性があると指摘。また、ベッセント米財務長官の訪日報道を踏まえ、米国側の姿勢も注目されるとしている。
債券
債券は上昇して始まる見通し。三菱UFJアセットマネジメントの小口正之エグゼクティブ・ファンドマネジャーは、終戦への期待から原油価格が下落し、株高、債券高とリスク選好の動きになっており、日本市場もその影響を受けるとみている。ただ、日本は他国と異なり利上げ観測が高まりやすく、来週には国債入札も控えるため、朝方に買われた後は上値が重くなる可能性があると言う。
先物夜間取引で中心限月6月物は1日の日中取引終値比19銭高の129円68銭で終えた。小口氏の先物の予想レンジは129円50銭-129円80銭、新発10年債利回りは2.46-2.5%(1日は2.5%で終了)。6日の米10年国債利回りは前営業日比8ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低い4.35%程度だった。
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