中国の電気自動車(EV)メーカー、比亜迪(BYD)は、欧州連合(EU)域内で同社初となる工場の建設で、ハンガリーの環境規制に違反したとする疑惑を否定した。

同社の李柯(ステラ・リ)執行副社長は19日遅く、セルビアの首都ベオグラードで開かれた国際会議の合間にブルームバーグに対し、「それは事実ではない。われわれは対応に向けすでに弁護士を立てている。何も悪いことはしていない」と語った。

ハンガリーの警察当局は、同社が有害な土を南部セゲドの建設現場から外部に移動させ、環境規制に違反したという疑惑を捜査している。

こうした動きは、国内で急成長するEV産業がもたらす環境問題について、マジャル新政権が、オルバン前首相とは異なる厳しい姿勢で臨んでいることを示唆している。電池大手である中国の寧徳時代新能源科技(CATL)や韓国のサムスンSDIも調査の対象となっている。

リ氏は欧州で別の生産施設の候補地を引き続き探すと表明。一方で、ハンガリーの工場には注力し続けるとして、「できるだけ早期に稼働率を上げたい」と述べた。

今月初めには、ハンガリーでの自動車組み立ては第4四半期に始まると、リ氏が発言したと報じられている。

リ氏によると、欧州での2番目の施設について、BYDは最終候補を絞り込んでいるが、詳細はまだ固まっていないという。リ氏は「既存施設の買収や、提携先の模索、独自の施設の新設など、あらゆる選択肢に柔軟に対応する」と述べた。

リ氏はセルビア滞在中にブチッチ大統領と会談した。インスタグラムへの投稿で、同大統領は自国を「BYDが欧州で生産ネットワークをさらに発展させるための重要な拠点の一つ」と位置付けた。

原題:BYD Rejects Claims It Violated Hungary’s Environmental Rules(抜粋)

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