アメリカ中央軍はイランが貨物船を攻撃したことへの報復としてイランのミサイル保管施設などを空爆したと発表しました。一方、イラン側もアメリカ軍の拠点を攻撃したとしています。

アメリカ中央軍は26日、イランのミサイルや無人機の保管施設とレーダー施設を空爆したと発表しました。

イランが25日にホルムズ海峡を航行していたシンガポール船籍の貨物船をミサイル攻撃したことに対する報復だとしています。

アメリカ中央軍は、「イラン軍による貨物船への攻撃は明らかに停戦合意に違反する行為だ」と非難したうえで、「ホルムズ海峡を航行する民間船舶の安全な航行のための支援を続けていく」と強調しました。

ウォール・ストリート・ジャーナルは「今回の攻撃によりアメリカとイランの脆弱な停戦合意は崩壊の恐れもある」などと報じています。

一方、イランの革命防衛隊は今回の攻撃を受け、中東地域にあるアメリカ軍の拠点を攻撃したと明らかにしています。

イランの外務省は27日、声明を発表し、アメリカによる攻撃は戦闘終結に向けて締結した覚書に「明白に違反するものだ」と非難しました。

さらに、イスラエルがレバノンへ攻撃を続けていることについても「アメリカと連携したものだ」と指摘。そのうえで、アメリカ軍に関係する標的に対して反撃を行ったと強調しました。