韓国の李在明大統領は20日、鄭東泳統一相が米国の情報に基づき北朝鮮が核施設を設置している場所を公表したとの報道を否定し、こうした見方を「ばかげたこと」だと退けた。

北朝鮮がウラン濃縮施設を亀城に置いていると鄭氏が先月特定したことを受け、韓国メディアは米国が北朝鮮関連情報について韓国政府との共有を制限していると伝えていた。

李氏はX(旧ツイッター)に鄭氏が「『米国から提供された機密情報を漏えいした』という前提に基づくいかなる主張や行動も誤りだ」と投稿。亀城の施設の存在は鄭氏の発言以前から学術論文や報道で広く知られていたと指摘し、「なぜこのようにばかげたことが起きているのかを検証すべきだ」とコメントした。

在韓米軍の当局者は20日、報道を把握しているとした上で、米軍は朝鮮半島での侵略抑止と平和維持のため韓国と連携していると述べた。ソウルの米大使館はブルームバーグの取材に対し、コメントを控えた。

聯合ニュースは軍高官の話として、米国が今月に入り衛星で収集した北朝鮮関連の一部情報の韓国への共有を制限していると報じた。一方で、北朝鮮の軍事活動に関する情報共有は通常通り行われているという。

鄭氏は20日、「情報漏えいとの主張は全く根拠がない」とフェイスブックに投稿。就任以降、北朝鮮の核施設に関する報告は受けていないとし、野党が「韓米間に大きな亀裂があるかのように状況を誇張している」と批判した。

原題:South Korea’s Lee Denies US Intelligence Leak on Nuclear Site(抜粋)

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