米アルファベット傘下グーグルは、イーロン・マスク氏率いるスペースXと2029年半ばまで続くクラウドサービス契約を締結し、計算能力の対価として月額9億2000万ドル(約1475億円)を支払うことで合意した。スペースXにとってAI(人工知能)分野の競合企業との同種の契約は数週間で2件目となる。

スペースXの5日の提出資料によると、グーグルは今年10月から29年6月まで毎月9億2000万ドルを支払う。契約総額は約300億ドルに上る。

スペースXが契約の一環として9月30日までにエヌビディアのGPU(画像処理半導体)など半導体製品へのアクセスを提供できなかった場合、グーグルは1カ月の猶予期間を経て契約を解除できる。

グーグル・クラウドの広報担当者は、今回の契約によりAIサービス需要への対応力が高まると説明した。アルファベットは直近の決算で、グーグル・クラウドの受注残高が前四半期からほぼ倍増し、4600億ドル超に達したと明らかにしている。

スペースXはこれに先立ち、アンソロピックとも同様の契約を締結した。マスク氏率いる同社は、子会社xAIを通じて収益基盤の強化を進めるとともに、AI事業を計算インフラ提供企業へ転換しようとしている。これはIPO(新規株式公開)に際して重点事業として投資家に訴求している分野でもある。

原題:SpaceX Inks $30 Billion Computing Power Deal With Google (1)(抜粋)

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