最近、中国発の音楽やアニメ、小説、ゲームなどのコンテンツが、世界で注目を集める場面が増えている。
かつては模倣や発展途上といった印象も根強かったが、2010年代後半から、オリジナリティや完成度の高い作品が次々と登場するようになったように思える。
その進化の経緯は、ジャンルによっても異なるものの、急速な経済発展や対外開放に伴う中国の消費者の成熟や、海外の文化・技術の吸収、コミュニケーションツールやプラットフォーマーの発展、また、ときには政府による政策や規制の影響を受けてきた点は概ね共通していると考えられる。
これらの環境変化が積み重なった末、2010年代後半になり、中国コンテンツの発展は、量的拡大から質的向上へと転化する局面を迎えたのではないだろうか。
時期は、経済面でも質重視の発展に本腰を入れ始めた頃であり、中国コンテンツの進化の過程は、中国の経済・社会の発展の縮図ともいえよう。