(ブルームバーグ):ニュージーランド(NZ)ドルは、対ユーロで1年以上ぶりの高値に上昇すると、複数のストラテジストが予想している。NZ準備銀行(中央銀行)が欧州中央銀行(ECB)を上回るペースで利上げを進めるとの見方が背景という。
マッコーリー銀行は、NZドルが今後3カ月でユーロに対して最大3.2%上昇すると予測。ウエストパック銀行やCIBCも強気の見方を示している。オーバーナイト・インデックス・スワップ(OIS)市場によると、NZ中銀は今後1年間で政策金利を100ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)超引き上げる一方、ECBの利上げ幅は約75bpにとどまると見込まれている。
金利差の拡大が見込まれることにより、NZドルの魅力が高まる見通し。今後さらに上昇するかどうかは、NZ中銀による追加利上げを正当化するほどインフレ圧力が根強く残るかが鍵となる。一方、ECBは先週、主要政策金利を据え置き、当面は経済指標を見極める姿勢を示した。
マッコーリーの外国為替ストラテジスト、ガレス・ベリー氏は、「NZ中銀が利上げすれば、今後3カ月でユーロは1.90NZドル近辺まで下落すると考えられる」と述べた。そうなれば2025年6月以来の安値となる。先週末は1.96NZドルだった。
市場関係者によると、NZドルは主要通貨の大半に対して上昇しており、ここ数カ月で取引も活発化している。トレーダーらは現在、従来の米ドルや豪ドルだけでなく、さまざまな通貨との組み合わせでNZドルの取引機会を探っている。

原題:Kiwi Will Outpace Euro on Widening Rate Gap, Strategists Say(抜粋)
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