オンラインゲーム・プラットフォームを運営する米ロブロックスの人気ゲームサービスがロシアでブロックされた。複数の現地メディアが報じた。これにより、1日当たり数百万人に上る国内利用者がプラットフォームにアクセスできなくなった。

ロシア連邦通信・情報技術・マスコミ監督庁(ロスコムナゾール)は同サービスについて「子どもの精神的・道徳的発達に悪影響を与えかねない不適切なコンテンツがまん延している」とし、「LGBTプロパガンダ」も含まれていると指摘した。インタファクス通信が伝えた。

ロブロックスは声明で「サービスを展開する国の法律・規制を尊重しており、誰に対しても学びや創造、有意義な交流を促す健全な場を提供していると考えている」と説明。「安全確保に深く取り組んでおり、有害コンテンツの検知・防止に向け、積極的・予防的かつ強力な安全対策を講じている」と強調した。

ロシア国営タス通信によると、ロスコムナゾールは「2019年以降、禁止されているコンテンツへのアクセス制限を求め、ロブロックス側に何度も通知を送付してきた」。

今回の措置は、子どもの安全を理由に同様の対応を取ったイラクやオマーン、カタール、トルコに続くものだ。トルコ当局は仮想空間における「性的暴力や同性愛」に懸念を示していた。

原題:Roblox Service in Russia Is Shut Down, Local Outlets Say (1)(抜粋)

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