「これからはアジアの世紀」地政学の中心は西から東へ 

中国とインドの影響力をめぐる競争は今後も続くでしょう。

中国は経済・政治・軍事面での投資を続け、インド周辺国への進出を図ります。

一方、インドは搾取ではなく、互いに利益を得られる関係を築くことを目指しています。

もし、アメリカの関与がさらに縮小すれば、この地域の大国間の対立はより強まり、衝突が増える可能性は否定できません。

次のチャンスを掴むのは、中国か、アメリカか、それともインドなのでしょうか。

現時点では誰が優勢で、誰が劣勢なのか、はっきりと見極めることはできません。

ただ、地政学の中心が西から東へ、つまりアジアへと移行しているのは紛れもない事実です。

インド洋で繰り広げられる静かなる戦いは、今後も世界の情勢を大きく左右していくでしょう。