今年度上半期の経常収支は17兆5000億円あまりの黒字でした。原油価格の下落に伴って輸入額が減ったことなどから、半期としては過去最大の黒字です。
財務省が発表した2025年度上半期の国際収支によりますと、海外との貿易や投資で日本がどれだけ稼いだかを示す「経常収支」は17兆5128億円の黒字となりました。
黒字幅は前年同期から14.1%増え、年度の半期としては過去最大です。
大きな要因は原油価格の下落に伴って、輸入額が減少したことにあります。
円ベースの原油価格は前年同期比で18.8%下落し、原粗油の輸入額が8442億円と大幅に減少したことなどから経常収支の黒字幅を押し上げました。
また、投資に伴う海外からの配当収入が増えたことも黒字の拡大に寄与しました。
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