米アトランタ連銀のボスティック総裁は、貿易政策を巡る不確実性と経済への懸念を踏まえ、政策金利を据え置くという今週の連邦公開市場委員会(FOMC)の決定を支持したと述べた。

同連銀のウェブサイトに掲載されたブログで、総裁は「経済には不確実性が依然として広がっており、接触している企業は私やスタッフに対し、今年の早い時期に予想していたより不確実性が長く続くとみていると述べた」と指摘。

「先行きがほとんど見通せない中で金融政策を調整するのは賢明ではない」と述べた。

ボスティック総裁はまた、企業幹部らのセンチメントは「ますます悲観的」になっているが、経済データにはまだそれが表れていないと分析した。

「特に通商政策が最終的にどう落ち着くのか、物価と労働市場が最終的にどうなり得るのか、それらが明確になるのを待っている」とし、「私の基本的な見通しは、景気の底堅さは続くが、年初に想定していたほど堅調ではないというものだ」と説明。

「現時点ではさまざまな結果があり得る」と述べた。

原題:Fed’s Bostic Says Not Prudent to Adjust Rates Amid Uncertainty(抜粋)

もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp

©2025 Bloomberg L.P.