今月の東京23区の消費者物価指数は、速報値で3.4%上昇しました。コメの高騰などが要因で、3%台は1年9か月ぶりです。
東京23区の4月中旬時点の消費者物価指数は変動の大きい生鮮食品を除いた総合指数が110.0となり、去年の4月と比べて3.4%上昇しました。
政府の電気・ガス補助金の縮小や食料品の値上げが相次いだことなどで上昇幅は2か月連続で拡大。2023年7月以来、1年9か月ぶりに3%台の高い伸び率となりました。
具体的には、備蓄米の放出を受けても高騰が続くコメ類が93.8%上昇。比較可能な1971年1月以降、最大の上昇率です。また、▼チョコレートが27.5%、▼コーヒー豆が19.3%、▼おにぎりが15.8%、▼電気代が13.1%上昇しました。
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