(ブルームバーグ):中国が人工知能(AI)セクターをリードするという目標を後押しするため、北京市は小中学校にAI授業を導入する。
同市の教育委員会は、9月1日から始まる学期から市内の学校は少なくとも年8時間のAI授業を行うとする声明をウェブサイトに掲載した。学校はAI授業を単独で実施することも、ITや科学など既存のカリキュラムと統合することもできるという。
中国は長い間、AIのイノベーターになるという野心を抱いてきた。今年に入り中国のスタートアップDeepSeek(ディープシーク)が、米国勢が開発したAIモデルと同等の性能を、はるかに低コストで実現した画期的なモデルを発表。これにより、中国発のAIが世界的なスポットライトを浴びることになった。
政府は北京で5日に開幕した全国人民代表大会(全人代、国会に相当)で、大規模AIモデルの広範な応用と新世代のインテリジェント端末や製造装置の開発を支援すると表明。
懐進鵬教育相は同日、AIによるテクノロジー革命は教育に大きな好機をもたらすと述べ、年内にAI教育白書を発表すると明らかにした。
原題:Beijing to Roll Out AI Courses for Kids to Boost Sector’s Growth(抜粋)
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