(ブルームバーグ):米国の消費者信用スコアは、世界金融危機の影響を受けた2009年以来となる大幅な低下を記録した。
信用情報会社フェア・アイザック(FICO)が17日発表したリポートによると、同社が算出する平均信用スコアは715となり、前年の717から2ポイント低下した。前年比での低下は2年連続。2009年には同スコアが前年比で3ポイント下がり、687となった。
FICOは債務延滞率の上昇などに加え、学生ローン延滞の信用記録への反映再開が信用スコア低下の要因だと説明した。学生ローン延滞はスコア算出対象人口の3.1%に達し、過去最高を記録した。
世代別では、Z世代の信用力低下が目立つ。同リポートによれば、Z世代の平均信用スコアは676で、前年比3ポイント下がった。
原題:US Consumer Credit Scores Fall at Fastest Rate Since 2009(抜粋)
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