テレビアニメ「一休さん」の名脇役・蜷川新右衛門さん。その蜷川家は一休さんだけではなく、実は徳川家康の“推し”でもあったそうー。史料を読み込み新事実の解明に奔走する富山市郷土博物館の萩原大輔さんと、その“エリート武家”波乱万丈の歴史に迫ります。

一休さんがとんちを使って痛快に問題を解決する昭和の名作アニメ「一休さん」。このアニメの名脇役といえば…。

富山市郷土博物館・萩原大輔さん:
「『一休さーん、いち大事でござるー』っていつも言ってくるあの蜷川新右衛門さん。まさに名字が蜷川なんですけど。実は蜷川っていうのが現在富山市内にも残っている、富山市蜷川っていう場所だったんですね。そこを領地にした武士が蜷川と名乗り始めたということで、まさに蜷川家は富山発祥の武士」