発熱あっても検査希望は2割にとどまる

診察を受けた男性:「発熱があって、念のために来ました」
記者:「写真を撮られていましたが?」
診察を受けた男性:「一応、陰性だったという報告用に撮りました」
記者:「5類になってから意識かわったとかあります?」
診察を受けた男性:「特に変わらず。対策はしています。周りに迷惑をかけるわけにはいかないので」

新型コロナの疑いのある人を受け入れはじめてから1週間。発熱の症状があった人は49人。そのうち検査を希望したのは、わずか10人で残りの39人は検査を希望しませんでした。

記者:「みなさんがコロナの検査をするわけじゃないっていうのが意外な感じがしたんですけど…」

うさかクリニック 鍵谷聡志院長:「やはりコロナだとわかって隔離とか色んな意味でされなくなったとはいえ、コロナだということをあえてわかりたくないという方も、もちろんおられるかと思いますし、コロナ自体に皆さんが抵抗感がなくなってきたというのも影響しているのかもしれませんけど…」「取捨選択じゃないですけど、誰でも検査して、コロナかどうかを判別する必然性はないんだと思います。やはりハイリスクの方や高齢者の方は、命に直結する問題になりますから、そういう方は、これまで通りしっかりとやっていったほうが安全ではないかなというふうに思います」

検査をした10人のうち5人が陽性でした。

記者:「この数字はどうみますか?」
うさかクリニック 鍵谷聡志院長:「コロナを疑って検査をしてほしいと言われた方のなかでは、意外と少ないのかなという気も。もう少し高いのかもしれないと思っていたんですけど。白黒ついた後は、ご自身の判断。一応、パンフレットなりをお渡ししてはいるんですけれど、個々の判断に委ねるということにはなっていますので、やはりハイリスクの方にかかると、という問題もありますし…」