明治安田J2リーグの今季最終節で見事勝利し、劇的な大逆転でJ2残留を果たしたカターレ富山。苦しかった今シーズンの振り返り、そして来季への展望をカターレ富山の左伴繁雄社長に聞きました。

「めでたくない」昇格? 苦難のシーズン

11月29日、今季最終節。魂のこもった4発をゴールネットに叩き込み。崖っぷちからの大逆転で見事J2残留を果たしたカターレ富山。奇跡の日から10日あまりが過ぎた先週、左伴繁雄社長は次のように振り返りました。

カターレ富山 左伴繁雄社長
「いやぁ行く先、行く先でさ『おめでとうございます』って言われるところから、ちょっと引っかかっててさ。残留がめでたいかっつったら、めでたい話じゃないからね」

ギリギリでつかんだ残留。監督の交代に主力選手の移籍。16試合勝ちなしというクラブワースト記録を塗り替えるなど苦しいシーズンとなりました。

カターレ富山 左伴繁雄社長
「J2に上がったんで少しは良い選手獲れるだろうと。J3で昇格を狙っているクラブに行きたいっていうJ2の選手はいっぱいいるんですけど、J2に上がって落ちるかもしれないクラブにJ1の選手はほぼ来てくれないなと。振られまくったっていうのは大誤算ですよね」