スポーツ庁と文化庁が進める部活動の「地域展開」。2023年度から3年間を「改革推進期間」としてきましたが、2026年度からは本格的な「改革実行期間」へと移ります。この大きな転換期に富山市にあるマーチングバンドの名門が活動継続のための「資金確保」という大きな壁に直面しています。

国は現在、深刻な少子化や教員の長時間労働を受けて部活動のあり方を見直しています。

実証研究などを経て、単なる学校外への切り離し(地域移行)ではなく、地域全体で最適な環境を創出する「地域展開」を旗印に掲げ、子どもたちが将来にわたってスポーツや文化活動に親しめる環境づくりを目指しています。

2026年度から2031年度末までの「改革実行期間」では休日の活動を皮切りに、地域の実情に合わせた多様な活動形態(地域クラブ、スポーツ・文化団体など)への移行が本格化します。