歴史的な物価高で、賃上げムードのことしの春闘。富山県内の大手企業からは高水準の賃上げ回答が相次いでいますが、連合富山では今後、中小企業にどこまで広がるかが焦点だとしています。

連合富山は、ことしの春闘の3月20日時点の妥結状況を報告しました。

傘下の民間組合は、定期昇給とベースアップで平均1万2810円、5.13%の賃上げを要求していて、妥結した26の組合では平均9065円、4.1%アップと去年の実績を上回る結果となっています。

26のうち16組合は大手企業で、満額回答も引き出されているということですが、連合富山では今後、中小企業や非正規雇用に賃上げの波が広がるかが課題だとしています。

連合富山 浜守秀樹会長:
「これからが地場、中小いわゆる中小零細企業の回答が入りますので、そこはこの物価高を含めて経営を圧迫している中での回答ということで、たぶん厳しい回答が待っているのだろうと思います」