連日、人里でのクマの目撃や痕跡が続く富山県内。被害を防ぐため、南砺市ではある「音」を活用したクマ対策が進んでいます。

「キーン」と音が鳴るソーラーパネルとスピーカーが一体となった機械。

クマが嫌がる特殊な音を出すその名も「クマソニック」と呼ばれる装置です。

岡山理科大学 辻維周教授
「ここからクマの嫌がる音を出して、生徒たちが帰ったあと、夜6時から朝6時までこれを稼働させることによってクマをここに
寄り付かないようにする装置」

この装置でクマ対策に取り組んでいるのは長年にわたり鳥獣対策に取り組む岡山理科大学の辻維周教授です。

クマの目撃情報が相次いでいた南砺市ではことし6月、人里に近い利賀村の学校周辺に「クマソニック」を設置しました。