初夏を迎え、汗ばむ季節がやってきました。この時期、手のひらや指の側面、足の裏に「小さな水ぶくれができる」「かゆみや痛みがあり、皮がむけてしまう」といった症状に悩まされていませんか?実はそれ、「汗疱(かんぽう)」という皮膚の病気かもしれません。皮膚科の医師に、原因や対策を聞きました。

こちらは、20代女性の右手の小指。

湿疹のようなものが多数あり、ボコボコとした状態になっています。

これは、手のひら、指の側面、足の裏などに「小さな水ぶくれ」が繰り返しできる「汗疱(かんぽう)」という病気。女性によると、症状は繰り返し起こり、かゆみが酷く、ズキズキとした痛みを伴うといいます。

軽症の場合は、水ぶくれが目立たず「ふやけた皮むけ」だけの場合もありますが、“赤み”や“かゆみ”を伴い湿疹化すると「汗疱状湿疹(異汗性湿疹)」と呼ばれる症状になるということです。

五福ひがし皮膚科の東晃医師
「原因の詳細は完全には解明されていませんが、春から夏の汗をかく時期に発症しやすく、一説には『皮膚の汗の詰まり』が関係していると考えられています」

【発症や悪化の原因と考えられるもの】
① 手のひら、足の裏の多汗傾向
② アトピー体質
③ ストレス (ストレスで手足の発汗が促されるため)
④ ニッケルなどの金属アレルギー (体内に入った重金属は汗の中へ排出されるため)
⑤ 手荒れや刺激物 (悪化因子となる)