「1256」。
これは、今年度10月末までに長野県内の人里で目撃されたクマの数で、2022年度のおよそ1.7倍に増えています。
例年だとそろそろ冬眠に入る時期ですが、今年は暖冬の影響もあり、そうもいかないようです。
対策や注意点を取材しました。
県クマ対策員 後藤光章(ごとう・みつあき)さん:
「これ、間違いなくクマの足跡です。わりと大きい個体ですね」
「局所的なところで目撃例とか増えている状況かと思います」
県クマ対策員の後藤光章さん。
今年は特に飯山市など県北部で人里に出没するクマが多いと話します。

飯山市内では10月、80歳の男性がイノシシのわなにかかったクマに襲われ死亡しました。

県クマ対策員 後藤光章さん:
「ドングリの木が少ないか、ドングリの木も実りが少なかったということを示していると思います。それによってクマは食べ物が足りなくて出てきている状況だと思います」
「もともとここは柿の木とかがたくさんあって、やぶとかも多いので、クマが柿の木をあてにして出てきやすい場所」