今後も注意が必要なクマ。
万が一、遭遇してしまったときの対応を聞きました。
まず、遠くでクマを目撃した場合は。

NPO法人ピッキオ 大嶋元(おおしま・げん)さん:
「万が一10メートル先にクマがいた場合ですね。その際にはゆっくりと引き下がることが重要です」
「背中を向けることによって、クマは興奮して追いかけてくる習性がありますので」
このとき、大声を出すとクマがパニック状態になるので静かに後ずさりします。
さらに、至近距離で遭遇してしまった場合は・・・

NPO法人ピッキオ 大嶋元さん:
「クマが襲って来ようとした際に急所を守るようにしましょう」
「このように地面に倒れて横になっておなかを防いで首の後ろをしっかりとおさえます」
「このような形でクマが逃げていくのをじっと待ちます」
また、ホームセンターなどで売っているクマスプレーを持っていれば顔にめがけて使うことも効果的です。
大嶋さんは、これらは遭遇してしまったときの一時的な対応であり、遭遇しない準備が最も重要だと話します。

NPO法人ピッキオ 大嶋元さん:
「ツキノワグマというのはそもそもとても臆病な動物なんですね」
「鈴を携帯したりとかラジオを鳴らしたり、こちらの存在をクマに教えてあげるのが重要だと思います」