これは、日光が物体に反射、屈折して一点に集まることで発生する「収れん火災」といわれるもので、冬は特に注意が必要だといいます。

収れん火災がどのように起きるのかを実験した映像。

水の入ったペットボトルが、日光を一点に集め、しばらくすると段ボールに穴が開き、煙が上がりました。


日差しの強い夏に起こりやすいと思われがちですが、消防によりますと、太陽の高度が低くなり、部屋の奥にまで光が差し込む「冬」に多く発生する傾向があるということです。

たとえば、部屋の中でも複数の鏡を使って日光を一点に集めると…。

わずか30秒ほどで煙が上がってしまいました。

思いもよらない原因で発生する収れん火災。


消防では、
・光が届く場所に鏡やレンズになり得るものを置かない。
・外出時にはカーテンを閉めるなどの対策を呼びかけています。