須坂市のふるさと納税返礼品の産地偽装を巡り、業者に費用を負担させて会食を繰り返したなどとして、市は係長ら2人を減給などの懲戒処分としました。この問題で、職員の処分は初めてです。

須坂市は、ふるさと納税推進係の係長だった40代の男性職員を、減給10分の1・2か月に、係員だった30代の男性職員を戒告の処分としました。

2人は2018年以降、多い時で年4~5回、返礼品納入業者の負担で、居酒屋などで会食を重ねたほか、上司に報告せずに、商品登録シートを書き換えるなどしました。
2人は市の調査に「業務を少しでも前に進めるため、情報交換のつもりだった。払おうと思ったが受け取ってくれなかった」などと説明したということです。

この問題は、返礼品を扱っていた業者が、別の産地のシャインマスカットを須坂市産と偽っていたもので、第三者委員会は8月、職員と業者との会食について報告書で指摘していました。












