③部屋干し: 風の通り道が重要
――部屋干しで早く乾かすためのポイントは?
大貫さん「風の通り道が重要です。部屋の壁から少し離れた風通しの良いところや、鴨居があれば利用するのも効果的です」
カーテンレールや壁際に干すよりも、風通しが良い場所を選びましょう。

また、干し方を工夫することも大切です。服やハンガーの種類ごとに、干し方を使い分けましょう。
例えば、靴下や下着など小さい服を干すときに活躍する四角い「角ハンガー」、どこに何を干すか意識していますか?
★シャツはボタンを外して襟を立てる
★ズボンは筒状に干す
★角ハンガーには、長いものから外側に配置する「アーチ干し」を

大貫さん「いかに風を通すかが重要。最近は部屋干し用のアイテムもたくさん売られているので、活用するとよいかもしれません」
その一つがサーキュレーター。洗濯物への風の当て方にもコツがあります。
ライオン お洗濯マイスター 大貫和泉さん「洗濯物は上から乾いていき、下が一番乾きにくい。洗濯物の下側を中心に、全体に風が当たるように首振りで使うとよい」

<おさらい>生乾き臭を防ぐ洗濯・部屋干しのポイント
■汚れをしっかりと落とす・早く乾かすことが重要■
①洗濯前:着用後の衣類はカゴに、濡れたタオル類は通気性がいい場所に干しておく
②洗濯:除菌・抗菌効果のある洗剤を選ぶ。詰め込み洗いはせず、こまめに洗濯する
③部屋干し:部屋の壁から少し離れた、風通しの良いところに干す
★シャツはボタンを外して襟を立てる
★ズボンは筒状に干す
★角ハンガーの洗濯物は長いものから外側に配置する「アーチ干し」
④サーキュレータ―の使い方:洗濯物の下側を中心に、全体に風が当たるように首振りで使う
湿気対策を万全にして、快適に梅雨を乗り切りましょう。
(初掲載:2024年7月11日)