今年もやって来た梅雨。この時期の洗濯は部屋干しが多く、悩みが増えがちです。

「部屋干ししたら生乾き臭が…」

「洗濯物が乾かない…」

その解決策を、生活用品メーカーで洗濯用洗剤の開発・調査に約20年携わってきた「お洗濯マイスター」の大貫和泉(おおぬき いずみ)さんに聞きました。

(初掲載:2024年7月11日)

ライオン お洗濯マイスター 大貫和泉さん

――さっそくですが、生乾き臭を防ぐには?

ライオン お洗濯マイスター 大貫和泉さん「菌のエサとなる汚れをしっかりと落すこと、そして菌の増殖を防ぐために早く乾かすことが必要です」

それでは洗濯前~部屋干しまで、ポイントを順番に確認しましょう。

①洗濯前:着用後はどこで保管する?

対策は、洗濯の前から始まります。

大貫さん「洗濯物の保管場所に気を付けることが重要。着用後の衣類は、通気性がいいかごに入れておきましょう。濡れているバスタオルなどは、できれば洗濯するまで通気性がいい場所で干しておくことをおすすめします」

洗濯前の衣類はカゴに 濡れたバスタオルは干しておく

②洗濯:まとめ洗いは ほどほどに

――洗濯時のポイントは?

大貫さん「除菌・抗菌効果のある洗剤を選ぶこと、そして詰め込み洗いをしないこと。なるべく洗濯物をためず、こまめに洗ってニオイの原因となる汚れをしっかり落とす事が重要です」

詰め込み洗いはNG!