12日夜、熊本県の九州自動車道で車3台が絡む事故があり、20代の男性が死亡しました。

12日、午後5時50分ごろ、熊本県甲佐町の九州自動車道上り線で、「私の運転するダンプがパンクして停まっていたら後ろからぶつかられました」と110番通報がありました。

警察によりますと、右前輪のタイヤがパンクし、追い越し車線に停止していた2トントラックに、乗用車が追突し、そこへ、さらに後続の乗用車が追突したということです。

この事故で、トラックに追突した乗用車を運転していた佐賀県に住む、牟田巧樹(27)さんが、腹部を強く打ったとみられ、運ばれた病院で死亡しました。

後続の乗用車を運転していた30代の女性は膝を打つ軽いけがをしました。

停止していた2トントラックの40代の男性は中央分離帯にいてけがはありませんでした。

2トントラックは、発炎筒の設置はなく、ハザードランプとライトをつけた状態で追い越し車線に停止していて、事故の直前には警察に「停止車両がある」と通報が入りパトカーが現場に向かっていたということです。

この事故で松橋ICから御船IC間でおよそ3時間にわたり通行止めとなりました。

警察が当時の状況や詳しい事故の原因を調べています。