必要だけど「なり手が少ない」

県職員の獣医師は今なり手が多くありません。

去年は採用予定者25人に対し採用したのは8人、おととしは採用予定者19人に対し1人でした。

全国の獣医大学を卒業した学生の進路はペットなどの小動物診療が半数近くを占める中、公務員は1割ほどしかいません。

今、145人いる県職員の獣医師のうちおよそ3割はOBの獣医師です。県内の検査所では、そのOBの獣医師の力を借りながら、10か所稼働させているのが現状です。

友利さん「休む暇もなく県内の検査所を行ったり来たりしながら仕事をしているので、人手が不足している実感はあります」

「人手不足」は県の動物愛護センターでも。