今回は獣医師について。動物病院でペットの診療をする獣医師もいれば、公務員の獣医師として活躍する人もいます。
しかし今、この公務員獣医師の不足が問題視されています。
どんな仕事をしているのか、そして不足する要因を取材しました。
家畜伝染病の予防や衛生管理の指導
熊本県阿蘇市の牧場にやってきたのは、獣医師の島村昇吾さん(31)、県の職員です。
この日は、畜産農家が育てるウシが感染症になっていないか確認に来ました。

県職員の獣医師 島村昇吾さん「ウシにピロプラズマ原虫が寄生すると、赤血球を壊して貧血を起こす。その感染がないか、血液を持ち帰って顕微鏡で観察する」
その他、鳥インフルエンザや豚熱などの家畜伝染病の予防や衛生管理の指導など農家の安定的な経営を支える大事な仕事です。

島村さん「一年一産を目標に農家は日々頑張っているので、その下支え お手伝いをしている」
また、県職員の獣医師は食肉衛生検査所にもいます。