村議会から不信任決議を受けていた熊本県球磨村の松谷浩一村長は、今日15日、議長に辞職願を提出しました。

松谷村長をめぐっては、今月12日に「村政の混乱と信頼を失墜させた政治的、道義的責任は免れ得ない」などとして、村議から不信任決議案が提出され、可決されていました。

松谷村長は、10日以内に、辞職か議会解散かの選択を迫られていましたが、松谷村長によりますと15日午前に「19日付けの辞職願」を議長に提出したということです。

あさって17日に開かれる臨時議会で過半数の同意が得られれば辞職が成立することになります。

松谷村長はRKK熊本放送の取材に「課題が山積している中、住民に迷惑がかかるので任期を全うしたかった」とした上で、「辞職を決断した理由については臨時議会で説明する」と話しています。

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