
原田和宏さん
「途中、やばかったね」

瀬井雄貴さん
「顔が死んでたよ」
最後の課題は、「捜索訓練」です。

これまで学んだ潜水技術をすべて使い、研修生チーム全体で連携をしながら制限時間内に教官が隠した6つの小石を探し出します。

小石を見つけた場合に仲間に知らせる索信号も計画どおりしっかりと送っていました。

研修生たちは、水中で驚くほどスムーズな連携ワザですべての小石を見つけきることができました。

厳しい研修を終えた研修生は、全国で潜水士として活動します。

海上保安大学校 訓練部 恰和広教官
「これからの潜水士人生の方がもうずっと長く厳しい。どれだけ苦しい場面があっても絶対逃げないように苦しいことを乗り越える精神力を身に付けてほしい」

「かかれ!」

研修の締めに研修生たちが教官たちを次々に海に落とす伝統なのだそうです。

第8管区海上保安本部 巡視船おき 瀬井雄貴さん
「無事に2か月間、終わったというほっとした気持ちとこれから潜水士として活動する『やってやるぞ』という強い気持ちでいっぱいです」
「これから基礎から応用に変えていって、どんどん自分とスキルを上げていくということを目標にがんばっていきたい」

第6管区高松海上保安部 巡視船いぶき 原田和宏さん
「この苦しかった研修を乗り越えた仲間として一生忘れることのない仲間になったと思います。」

「これから現場に出て、苦しいことやつらいこともあると思うんですけど、現場に出て離れ離れになってしまうんですけども、そういう際でもお互い励ましあって潜水士としてがんばっていきたいと思います」
(撮影/RCCカメラマン 白山貴浩)