(フィン事務局長)
広島から選ばれた首相であることも含め、被爆者がどう思っているか…それは、今回の締約国会議のオブザーバー参加ということだけではなく、批准国として参加してほしいと思っているということは、岸田総理本人もよくよくご存知だと思います。


私の思いとしては、もっとやってほしい。G7サミットを広島に誘致したことは喜ばしいことで、重要なステップ、良い兆候だが、それだけでは十分ではないと思います。

岸田総理は核保有国と非保有国の橋渡しをしたいと言われていますが、そのためにはウィーンで議論を聞いてほしかった。世界の人々、締約国会議に集まった国々もそうですし、被爆者もそうですし、核実験の被害者もそうですし、世界のいろいろな団体がどんなことを言うのかを、ぜひ耳を傾けてほしかったと思っています。なので、ぜひ火曜日(締約国会議開会の日)に、いろんな意見を聞くために岸田総理がきてくれることを期待して、私たちは待っている。心から核軍縮を進めたいと願うのなら、火曜日からウィーンで始まる第一回締約国会議に参加するべきです。

(小林)
被爆国日本の中で、アメリカの核兵器を共同運用する“核共有”の議論も出ていますが、これについてはどう感じていますか?