20日朝、宮城県大和町内の山林で男性が死亡しているのが見つかりました。クマに襲われたと見られています。その後の警察などへの取材で、死亡したのは猟友会の80代男性であることがわかりました。

20日午前8時10分頃、大和町吉田の山林で「人が倒れているがクマがいて近づけない」と猟友会のメンバーから警察に通報がありました。警察と消防によりますと、イノシシ用のわなのそばに男性が倒れていて、わなにはクマ1頭がかかっていました。男性はその場で死亡が確認されました。死亡したのは猟友会の80代男性だということです。頭部に外傷がありました。

関係者によりますと、イノシシ用のくくりわなにクマがかかっていたということです。警察は、現場の状況から男性がクマに襲われた可能性が高いとみて司法解剖を行い死因などを特定する方針です。

大和町役場によりますと、クマは体長1.3メートルのメスで、午前10時前に猟友会によって駆除されました。現場は県道147号線から北におよそ100メートル入った山林です。宮城県内は寒さが続き山林には雪が残っていますが、20日は気温が上がり、大和町付近では午後1時前の時点で気温が15度まで上がっています。














