捕手・坂倉将吾と會澤翼の起用法は?
石橋真 アナウンサー
リスナーから達川さんに質問です。「好調なカープ、坂倉将吾 と 會澤翼 の2人をキャッチャーで起用しています。起用法をどう思われるか」「會澤もいいですが、坂倉の打撃が魅力的すぎて…」って。

野球解説者 達川光男 さん
いや、そのとおりです。坂倉は、ずいぶん上手になった。何が一番、上手になったと思います?
田口麻衣 アナウンサー
インタビューに答えること。
達川光男 さん
そのとおり。
石橋真 アナ
えっ! 正解、そこですか?
達川光男 さん
野球で例えると、インタビューに答えるのが上手というのは、ピッチャーの球を取るのが上手。
田口麻衣 アナ
達川さん、すてき。
石橋真 アナ
ああ、受け取りかたか。
達川光男 さん
きょうも石橋さんと田口さんが、ずっとコンビでやっているのを聞いて、いいキャッチボールをしてるないう感じがしたよ。石橋が暴走するんじゃないかなと思うところをね、ピシッ、ピシッと暴投しないように…
石橋真 アナ
すいません。ぼく、緩急使えないもので。でも、2人の使い分けはどうなんですか? どっちもいいじゃないですか。會澤捕手も坂倉捕手も。
達川光男 さん
デビッドソンも昨年の編成のところでサードで取るというのを決めていたわけですよ。坂倉は、佐々岡監督時代にサードのレギュラーがいないということでサードからやりました。そういう中で會澤も、少し言い方が悪いんですが、全試合に出られるだけの体力がなくなってるんですよ、はっきり言いまして。なぜかというと、足から上は体力あるんですよ。頭も体力あるし、全部あるんだけど、どうしても試合に出続けると、肉離れを起こすでしょう。
石橋真 アナ
やっぱり長丁場の143試合を考えたとき…
達川光男 さん
疲労が足にくる選手なんで。そういうところで将来も見すえて、いろいろ…。確かに最初の4連敗して、勝ちましたよね、遠藤(淳志)が土砂降りの雨の中でコールド勝ちしましたけど、あのときに「會澤の力を貸してもらった」というような表現をしましたよね。

だから、ここ一番では會澤の力を借りなきゃいけないんだけど、これから将来的なことをいろんなことを考えたときに坂倉をキャッチャーで育てていこうと。やっぱり優勝するチームには “エース” と “4番” と “いいキャッチャー” が必ずいるというところで、やっぱり新井監督、自分の中で監督になった時点で決めてるんじゃないかね。
石橋真 アナ
もちろん目の前も大事だけど、長い将来を考えたときに何がチームにとって常に上位で争うためにいいことなのかっていう選択肢ですかね。