オーストラリアで15人が犠牲となったユダヤ系住民を狙ったとみられる銃撃事件をめぐり、地元当局は、犯行に関する捜査資料を公開しました。

この事件は14日、ユダヤ教の祭り「ハヌカ」を祝うイベントが開かれていたシドニーのビーチで、親子2人が銃を乱射し、15人が死亡したものです。

ロイター通信などによりますと、地元当局はこの親子の犯行に関する捜査資料を公開しました。資料には、親子が車に積んでいた手作りの過激派組織「イスラム国」の旗や、爆発物の写真が含まれているとしています。

また、事件当日、親子は発砲前に爆発物を群衆に向けて投げ込んだものの、爆発しなかったということです。

このほか、親子が銃器の訓練を行っていたとされる写真や、事件の2日前に現場周辺を下見していた様子を捉えた防犯カメラの画像も含まれていて、ロイター通信は、“警察は親子が数か月にわたって計画を進めていたとみている”と報じています。