7月1日(土) 広島 vs. ヤクルト

土曜日、2020年以来となる7連勝を託されたのは、前の登板で71日ぶりの勝ち星を挙げた 大瀬良大地 でした。しかし、立ち上がりから正念場を迎えます。2アウト・ランナー3塁・1塁とピンチを招き、5番・サンタナ。低めのスライダーをとらえられ、バックスクリーンに飛び込む3ランホームラン。先制を許します。

しかし、3回。大瀬良が攻撃で奮起。セカンドへの打球でまずは相手のエラーで出塁します。そして、なんと相手バッテリーのすきを突き、2塁へ。プロ初の盗塁で意地を見せた大瀬良に応えたい野手は、秋山のヒットでランナー3塁・1塁と一発出れば同点のチャンス。打席には6月の月間打率が3割7分を超え、絶好調の 西川龍馬 。打球は内野ゴロとなり、ここはヤクルト先発ピーターズの勝ち。得点を奪えません。

1回に思わぬ失点をした大瀬良でしたが、2回以降はランナーを1人も出さない完璧なピッチング。5回まで投げて許したのは初回の3安打だけに、くやまれる登板となりました。

3点を追うカープは、6回の攻撃。4番・西川がセンターへ抜けるヒット、6番・上本崇司 がレフトへヒットを放ち、2アウト・ランナー2塁・1塁のチャンス。続いたのは、3試合ぶりスタメン起用の 堂林翔太 。甘く入った変化球をとらえ、走者一掃のタイムリー2ベース。堂林の7日ぶりの安打で1点差に迫ります。

さらに7回、最大のチャンスを迎えます。先頭打者の菊池がフォアボールで出塁すると、4番・西川、続く代打・田中が2連続で申告敬遠。2アウト満塁、同点どころか、逆転の大チャンスにこの試合、2安打の上本。大きな当たりでしたがセンターフライに。ここでは追いつけません。

あきらめないカープの7回のマウンドは、栗林良吏 。1アウト・ランナー3塁とピンチを招きますが、6番・中村を見逃し三振に仕留めると、続く内山を渾身のストレートで空振り三振に。ピンチを切り抜けた栗林はガッツポーズも見せます。

しかし、残り1点が最後まで奪えず、ゲームセット。接戦を落としたカープは、連勝を6でストップです。