先週末、広島カープは、5連勝で神宮へ乗り込みました。6連勝となれば今シーズン初めて…。7連勝すれば3年ぶりとなったのですが、週末の3連戦を振り返ります。

6月30日(金) 広島 vs. ヤクルト 

今シーズン初の6連勝をかけた神宮のマウンドには、九里亜蓮 。この日も多彩な球種で的を絞らせず、1回を無失点で抑えると、2回、6月絶好調の 坂倉将吾 が第7号2ランホームラン。リーグ再開後、平均3.8得点を超える好調の打線が先制点を奪います。

3回には、菊池涼介 。高々と舞い上がった打球が、レフトスタンドに飛び込み、追加点を奪います。(第4号ソロホームラン)

さらに5回。野間峻祥 がこの日、2本目のツーベースでチャンスを作ると、続く 秋山翔吾 もツーベースで続き、4点目。なおもチャンスでホームランを打っている 坂倉。この回、3本目のツーベースでリードを5点に広げます。

止まらないカープ打線は、続く 田中広輔 にもタイムリーが飛び出し、5回までに6得点を挙げます。

こうなると、九里は、スイスイモード。この日は、コントロールもさえわたり、三振の奪い方も多彩でした。山田をスライダーで空振り三振、中村をチェンジアップで空振り三振、並木をカットボールで見逃し三振に取ります。

九里がヤクルト打線を翻ろうし続けると、無失点のまま、ついに9回裏。今シーズン2度目の完封を目指してマウンドへ。しかし、先頭の並木にヒットを許し、2番・武岡。ここで九里自ら好フィールディングを披露し、ダブルプレーでピンチを切り抜けます。

が、ヤクルトも粘ります。続く濱田がヒットで出塁し、打席には、4番・村上。ここはファーストゴロに打ち取ります。九里は、4年ぶりの無四球完封。チームは今シーズン初の6連勝です。

広島カープ 九里亜蓮 投手
「チームも連勝していたので、いい流れに乗って野手も早い回に点を取ってくれて、いいピッチングができたと思います。みなさんの熱い声援がぼくたちの力になっています。あしたからも応援よろしくお願いします」