日本を代表する “守護神” に成長した広島カープの 栗林良吏 投手と、前監督でRCC野球解説者・佐々岡真司 さんの初対談が実現した。師弟が語り合った、来たるWBCへの挑戦、そしてチーム3季目…。

RCC野球解説者 佐々岡真司 さん(広島カープ 前監督)
3年目のキャンプを迎えて、今までと違うキャンプのやり方だと思うけど、今、どういう感じで調整している?

WBC 日本代表 栗林良吏 投手(広島カープ)
「ことしに関しては、今まで2年間は開幕シーズンに合わせていたので、キャンプはゆっくりやらせていただいていたんですけど、今回はもう全然、違うので。遠投とか、ブルペンの回数もそうですし、とにかくボールを投げることをメインに今はやっています。

佐々岡 さん
自主トレから早々、いろいろ調整が違うところを、ことしはやっているんだと思うんだけど、WBCに向けて、どういう自分を描いている?

栗林 投手
まず自分は(秋の)強化試合に参加していないので、やっぱり結果を一番出さなきゃいけないと思うので、結果を出せるように早め早めに準備して、キャンプに入った段階ではもう、いつでも実戦に行けますよっていう状態にしたいなと思っています。

― 日本代表合流を意識して、このオフは例年より体を早く仕上げた 栗林良吏 投手。クセのあるWBC公式球を扱うため、毎朝、ボールを握ってランニングをしたり、キャッチボールも基本的にはWBC公式球を使うなど、ボールへの慣れも意識してきました。

佐々岡 さん
1・2年目を見た中でしっかりと投げ切れると思うし、黒田博樹 球団アドバイザーがいろんな助言をしていたんだけど?