日本郵便中国支社は、広島県尾道市の郵便局長が局内の資金から379万円を横領していたと発表しました。
日本郵便中国支社 砂 孝治 支社長
「関係者のみなさまに多大なるご迷惑とご心配をおかけすることとなり、深くお詫び申し上げます」
横領したのは、尾道市の岩子島郵便局に勤務する30代の男性局長です。日本郵便によりますと、局長は、払い戻しなどに使う資金を金庫へ納める際、5月から6月までに4回横領したことが、本社直轄の「広島検査室」による社内調査で判明しました。
金庫で現金を扱う際は、他の職員が立ち会うことになっていますが、局長はほかの職員に「見なくて良い」などと指示し、帳簿と現金のチェックをさせていなかったということです。
局長は「ギャンブルに使った」などと話していて、きのう付で懲戒解雇されました。被害額は家族が弁済していますが、日本郵便中国支社は警察に被害届を出しています。