「朝食抜きなんて話にならない!」「眠らないでどうやって成績を上げるの?」――。広島市中区の基町高校で今、生徒たちのパフォーマンスを上げるための、少し変わった授業が始まっています。受験、部活、そして日々の充実のために、生徒たちが学んでいるのは、誰にとっても欠かせないけれど、つい後回しにしがちな「最高の睡眠と栄養の摂り方」でした。

きっかけは「眠れない」生徒の声!保健室から始まった改革

なぜ、高校がこのような授業を始めたのでしょうか? そのきっかけは、学校の「保健室」にありました。

基町高校の緒方千賀子養護教諭は、こう語ります。

「保健室に来る生徒の中に、『眠れなくて困っている』『朝起きれない』など、眠ることに対して訴えてくる子たちがやはり多いんです」

この切実な声を受け、基町高校はおととしから睡眠に関する講演会を開くなど、積極的に取り組みをスタート。昨年は不登校などの問題を抱える生徒を対象に睡眠に関するカウンセリングを実施しました。

そして今年、「睡眠の効果をより多くの生徒に実感してほしい」と、希望者を募り、睡眠スキルなどを学べる授業=「Ignis School」を開講。結果、学年を問わず多くの生徒が集まりました。