広島市で、下校中の小学生の女の子が殺害された事件の発生からまもなく20年です。女の子が通っていた小学校では地域の人たちによる見守り活動が続いています。
「おはようございます」。広島市安芸区の矢野西小学校です。地域の人たちが登校する児童を見守っています。
2005年11月22日、当時1年生だった木下あいりちゃんが、1人で下校中、ペルー人の男に殺害されました。
事件をきっかけに、地域住民らで構成された「ガードボランティア」や保護者が見守り活動を続けています。
保護者 千葉育子さん(34)
「子どもたちの安全のためには私も頑張りたいなと思ってやってます。地域のみんなで見守ってるというので安心感が違います」
代表の小川邦治さん(84)は、20年間、見守り活動を続けています。
ガードボランティア代表 小川邦治さん
「何年続けてもですね、子どもたちはずっとおりますのでね。できる範囲はやっていきたいなと思っております」
学校によりますと取り組みが始まってから20年間、登校中の交通事故はゼロだということです。

































