普天間基地周辺の河川や湧き水などから有機フッ素化合物=PFASが検出されている問題で県の専門家会議は、地下水の流れの向きを今後も詳しく調べる方針を確認しました。

専門家会議では普天間基地周辺の水のPFAS汚染について、汚染源の特定に向けた課題などを検討していて、これまでに普天間基地より上流の河川・湧き水などよりも、下流側の方がPFASの濃度が高い状況を確認しています。
5日に開かれた会議では、普天間基地より下流側の水の方がPFASの濃度が高い状況が続いていることなどが改めて報告されました。
県は今後も水質や地下水の水位、地質などのデータを蓄積し、地下水が流れる向きについてさらに総合的に評価するなどして汚染源の特定を進める方針で、今回の会議の内容を踏まえ今年度の報告書を取りまとめ、ホームページで公表する予定です。