去年11月、千葉県市原市のホテルで従業員の女性を殺害したうえ、ホテルから現金を盗んだ罪などに問われている元従業員の男の初公判が開かれ、男は起訴内容を認めました。

市原市の無職・江川敦被告(48)は去年11月、勤務先だった市原市のホテルで従業員の佐伯仁美さん(当時56)の腹を包丁で複数回刺すなどして殺害したうえ、現金を盗んだ罪などに問われています。

きょう千葉地裁で初公判が開かれ、江川被告は起訴内容を認めました。

検察側は冒頭陳述で「被害者に一方的に好意を抱くも、店長から注意され裏切られたと思った」そのうえで犯行前に被害者に会い、「また告げ口されると思い、犯行に及んだ」と指摘しました。

一方、弁護側は江川被告が「店長に怒られることを異常に怖がっていた」などと述べました。