青いライトが魚に与える驚きの効果は

琉球大学 竹村明洋教授
「青い光を感じると成長が普通に飼うよりも1.3~1.4倍、良くなることが分かっています。餌をよく食べるようになるということと、成長に関わるホルモンの分泌が非常に良くなるという風な効果があるみたいです」

これにより、通常1年かかる養殖期間を半年に短縮することが期待されています。さらに…

琉球大学 竹村明洋教授
「魚が紐を引っ張ると餌が上から出てくると。全て何回、何時に引っ張ったかを記録していて、魚が1番食べやすい時間を調べている」

こども番組に出てきそうなこちらの装置は、ミーバイの個体別に餌を食べた回数や時間を記録するもの。魚にとってベストなタイミングなどを導き出し、将来的には、”餌やりの自動化”を目指しています。

ほかにも海水の温度や塩分濃度など様々な観点から分析し、陸上での最適な養殖環境を生み出そうと研究に励んでいます。

琉球大学 竹村明洋教授
「まだまだこの施設は研究機関なので、生産は沢山あるわけではない。ただ生産した生き物、魚は、なるべく色んな形で消費者に届けていきたいと思っていて、我々のこういう風なコンセプトで作った魚は『琉大ミーバイ』という商標を取っております」