突発性難聴ってどんな病、その原因は

この突発難聴とは、ある日突然、耳が聞こえなくなる疾患のことで、多くの場合、左右どちらかの耳が聞こえにくくなります。

その原因について厚労省は『音を感じ取って脳に伝える役割の有毛細胞が、何らかの原因で傷つき、壊れてしまうことで起こる。 有毛細胞に血液を送っている血管の血流障害や、ウイルス感染が原因であると考えられているが、まだ明らかではない』としています。

またストレスや過労、睡眠不足などがあると起こりやすいといいます。ストレス社会と言われる現代。心と身体の相関関係、メカニズムは複雑で、ストレスの行き先が「こころの病」になることがあるのは知られていますが、実は「耳」にも現れることがあるというのはあまり知られていません。

発症して、耳の聞こえが悪くなった状態がおよそ1か月で固定されてしまうケースが多い突発性難聴。厚労省は「難聴や頑固な耳鳴りが残ったり、聴力を失うこともあるため、早めの受診と治療開始が大切」と呼び掛けています。